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伊那市にあるクロネコに行ってきました。

伊那市のアーケード商店街の裏、川沿いで線路沿い、そんなところにあるクロネコあります。お店の角にある入口から店内に入ると、天井、壁、柱、平衡感覚を狂わせる床、そのどれもが歴史を感じさせるもので、思わず見渡してしまいます。そんな店内にある大型の、最新薄型テレビの前のテーブルに座りました。

店内にあるメニューは、最近価格改定をしたらしく、真新しいメニューがやたらに輝いて見えました。その中から私は「チキンカツ丼（780円）」、連れは「五目うどん（500円）」を注文しました。

15分位して連れの「五目うどん（500円）」が運ばれていきました。とても几帳面に具が並べられています。そのすぐ後に「チキンカツ丼（780円）」が運ばれてきました。

丼の蓋がちゃんと閉まっていない、伊那谷定番のスタイルです。ソースの色がしみ込んだ、鳥の唐揚サイズのチキンカツが丼の上を覆っています。チキンカツを3個ほど丼の蓋に移してから食べ始めました。

一口食べると、今まで食べたソースカツ丼とはちょっと違う感じに「へぇー！」と思いました。チキンカツ丼（ソースカツどんのチキン版）自体初めてですが、それよりもちょっとだけこげた感じの衣と、ちょっとだけ甘めのソースが良い感じに絡んでいて、微妙な味が良い感じです。

これを計算して香ばしいフライにしているとしたら、ちょっとびっくりです。

衣のこげた感じが、揚げ物特有のしつこさを消す感じで、思った以上に食べやすく、一気に完食です。

連れの注文した五目うどんを味見させてもらいました。柔らかめの麺と、しっかりした味付けの汁のうどんでした。五目うどんの方がチキンソースカツ丼より、お店のイメージに合った味だと思いました。

お会計の時に厨房を除くと、昭和初期にタイムスリップしたような釜がありました。

クロネコさすがです。

いつまでも続けて欲しいクロネコの昼食レポートでした。